身代わりになった愛車。実家の霊障を肩代わり

物に心が宿るのかという問いにはっきり答える事は難しいですが、
人の手で大切にされ続けた物は、時に降りかかる災難を身代わりになって受け止め、持ち主を守ってくれる事があります。

実家に行ったときに受けそうになった霊障を、愛車のおかげで被害を免れた生徒さんのお話を紹介します。

ある生徒さんですが、幼少の頃から
実家の空気がとても苦手だったそうです。

家にいると身体が重くなったり、気分が悪くなったりする事が多々あり、
生徒さんが成長するに従って、
それらの症状はどんどん重くなっていたそうです。

他の家族はこうした違和感を感じなかった為
生徒さんの辛さは理解してもらえず、
悩んだ生徒さんは猛勉強を重ねて、
全寮制の高校を受験する事で家を出たそうです。

高校に続いて、大学も実家から遠く離れた場所を
選んで進学、そのまま就職して独立した生徒さんは
実家には決して近づきませんでした。

しかし先日、両親から連絡があり、
どうしてもと頼み込まれた生徒さんは、
実家に行ってきたそうです。

生徒さんが十数年ぶりに足を踏み入れた実家の空気は、
昔以上に重さを増していたそうです。

気が進まないながら、真面目な性格の生徒さんは、
親の看病やお墓参りをしっかりやり遂げました。

頼まれていた用事を全て終わらせた生徒さんでしたが、
実家を出た途端に、とてつもなく肩が重くなったそうです。

実家に入る直前まで、生徒さんの体調は至って良好だったそうです。

この時の体の異常は霊的な存在が原因であり、
生徒さんは何か良くないものに憑かれしまったそうです。

生徒さんの災難はこれで終わりませんでした。

肩や体のだるさに耐えながら、疲れを押しての帰路で、
生徒さんが運転していた車が突然おかしくなりました。

なんとか路肩に止める事は出来たものの
それきり動かなくなってしまった車を見て、
素人ではどうにもならないと悟った生徒さんは、
レッカー車を呼んで帰宅しました。

後日、生徒さんが車を修理に出したところ、
高額の請求書が届きました。

しかし、メーカー保証の期間内であった為、
本来であれば十数万円かかる故障を
無償で直してもらえたそうです。

このお話を生徒さんから聞いた先生は、
生徒さんに強い修法をかけながら、
車が故障したのは実家からの霊障が原因だと伝えたそうです。

生徒さんは普段からとても車を大切にしていたので、
車が身代わりになって霊障から守ってくれたそうです。